関節なめらか研究所

ゴルフ場でのアクシデント

海外で仕事をしていたとき、趣味のゴルフに明け暮れていました。そんなある日のこと……

私は66歳になる男性ですが、数年前に定年退職をしてからは仕事をしていません。そんな私ですが、50代の殆どを海外で仕事をしていました。国は赤道直下のシンガポールやタイでしたので、一年中暑さの中で過ごして来ました。

それだけに、趣味のゴルフについてはオフシーズンが無く、一年中プレイが出来ましたので、多い時には年間80回以上ラウンドしていました。タイのバンコク近郊のゴルフ場は、日本と比べて比較的アップダウンが少ないので、カートを使わずに徒歩で回る事が一般的です。

その日も暑さの中で元気よくスタートホールに向かって歩き始めました。ゴルフバッグはキャディーさんが運びますので、私自身は身軽ではあったのですが、仲間に少し遅れを取っていたので急ぎ足でティーグラウンドへ、とその時でした。

カートの通る舗装路とティーグラウンドとの境にある縁石につま先をひっかけて転倒してしまいました。「痛い!」と感じたのは右足の付け根あたりでしたが、その日は何とかラウンドを終えて帰宅しました。

転んだときの足の付け根の痛みが一週間たっても治まらないので、病院にいって検査したところ……

翌日もその痛みはありましたが、歩けない程では無かったので1週間程様子を見る事にしました。それでも収まらないのでバンコク市内の整形外科を訪れ、MRIその他で調べて頂いた結果、通訳を通して「股関節内の軟骨が一部砕けて浮遊している」との説明を受けました。

そして結論は、内視鏡を使って浮遊している軟骨を取り出す手術をするとの事でした。数日後に手術は無事に終了し、リハビリが始まりました。暫くは杖を使って体重をかけない歩行を指示され、或る薬が処方されました。

それが私の「グルコサミン」との出会いでした。説明によると、日本ではサプリメントとして扱われている「グルコサミン」も、ここでは医薬品扱いとして医療保険の対象にもなっているそうでした。

タイの病院では、グルコサミンが医薬品として認可されていて、医療保険の対象になっていた。日本の病院では、グルコサミンは薬ではないので処方箋はないといわれた。

手術とその後のリハビリの効果か、グルコサミン服用の効果なのかは定かではありませんが、3か月後には右股関節の痛みが術前の半分位にはなりました。それでも未だゴルフを再開できるような状態ではありませんでしたので、週末に好きな事が出来ない事のストレスを強く感じていました。

そんな時に日本への帰国が決まり、医師からは日本でも服用出来るようにと、特別に3ヶ月分のグルコサミンを処方して頂きました。帰国後は直ぐに股関節の専門医を訪れて、一連のタイでの出来事を説明したところ、レントゲンその他の検査結果を元に「タイでの手術に問題は無いが、グルコサミンは処方薬では無いので、効果が有ると思ったら市販品を買って継続しては?」と何とも言えないお言葉でした。

そして、「これ以上に痛みが進行するようだったら人工関節に、」との言葉が加えられたのです。今はそうならないように「市販のグルコサミン」を信じて飲み続けています。