関節なめらか研究所

ピアノにおけるひじの痛みの原因と予防策

ピアノを弾く女性

ピアノが趣味なので、夢中になり、ついつい多く弾きすぎてしまうことがあります。

私は主婦業のかたわら、趣味でピアノを弾いていて、好きな曲を練習しているとつい楽しすぎて夢中になり、予定していた練習時間よりも多く、弾きすぎてしまうことがあります。

練習は多くても1日2時間に収めることにしているのですが、仕事が休みの日で時間があったり、いつもより上手く弾けたという実感が持てた日など、いったん練習をやめたにも関わらず、ついピアノの前に座ってしまい、もう一度弾きはじめたりしてしまいます。

長く弾いていると、次の日に肘が痛くなることがあります。

そのようなことを2,3回繰り返していると、一日のひじ関節使用量が、無理なくひじを使えるキャパシティを越えてしまうということが起こります。

熱心に弾いているその日一日はいつも大丈夫なのですが、決まって翌日、朝起きて腕を軽く動かしてみると、ひじに少し疲労と痛みが出てしまっていて、「ああ、またやってしまった…」と、反省するのですが、喉もと過ぎれば熱さ忘れる、また同じ失敗を繰りかえしてしまうのです。

座って演奏しているだけに見えるピアノは、意外に肘を使っています。

座って指を動かしているだけに見えるピアノですが、ひじの動きは、スポーツに例えると、テニスラケットを両手に持って、ピアノの鍵盤のところにあるテニスボールを、パンパンと打ち続けるようなイメージを、自分としては持っています。

ラケットの重さもかかりませんし、ボールを打つのよりも力はそうかかっていないと思いますが、通して10分の曲を弾けばその10分の間中ずっと、ひじを使い続けていることになります。

極力、ひじに負担をかけない奏法を取り入れているつもりですが、一日5時間8時間と多く弾きすぎてしまうと、体調によってはひじに疲労と痛みが発生しています。

弾き方によって、肘への負担が変わります。無駄な力を抜くのがコツです。

これは年齢に関係なく、私は現在40代なのですが、ピアノの弾き方の習得途中だった30代の方が、この故障は深刻でした。
現在は、無駄な力を抜いて、ひじにかかる負担を軽くして、若かった頃よりもひじや肩が痛くなることがなくなってきました。

ピアノの弾き方をきちんと教えてくださる先生を探し、個人レッスンを受けることで、体のどこかに不要な力みがある場合には、先生に指摘されて、その場で直すことを繰り返しています。

体に不要な力みを加えることなく、ひじや肩など、使えるようになることで、一日にひじを使ってもいい時間の長さを、少しずつ長くすることができてきたのだと思います。

研究が進み、身体の使い方でどこに負担がかかるのかが、明らかになってきています。

現代はスポーツ医学も進歩して、このような使い方をすると体のここに負担が過度にかかる、というようなことも、徐々に明らかになってきていると思います。

ピアノなど楽器演奏の世界でもこのことは共通していて、体に無理なく効率良く自分のやりたいことを音に出していくか、ということが、専門家によって開発されてきています。

無理なく、身体の負荷を考慮しながら演奏することで、肘の痛みも改善していくことができると考えています。

それらの知識、経験を専門家に学び、1回、1日にかけられる負荷を体の負担を考慮しながら上限を設定することで、ひじの痛みも、長期的に改善していくことができるのではないかと考えています。

ピアノは座って演奏するので、主に上半身の果たす役割が大きいので、ひじを例に書きましたが、おそらくひざの使い過ぎについても、同じことが言えるのではないかと思います。