関節なめらか研究所

バンカーショットでテニスエルボーに

仕事を現役引退し、大好きなゴルフをプレイ中、まさかのゴルフも現役引退かというような出来事がありました。

長い現役生活から4年程前にリタイヤした66歳の男性ですが、ビジネスマン時代から大好きであったゴルフは月2、3回のぺースでリタイヤ後も続け、これだけはまだまだ現役だと思っていました。

ところが同世代のリタイヤ組が多数参加する地元のゴルフ大会に参加した時に「あーこれでゴルフも現役引退か・・・」と思う事が起きたのでした。

この日も相変わらずのパワフルなスイングで飛距離もそこそこ、快調にラウンドし、残り3ホールもこの調子が続けば上位入賞も可能、等とほくそ笑んでいました。

そして迎えた16番ミドルホールの第2打は、高弾道でグリーンに向かって飛び出して行ったのですが、強めの逆風で飛距離が足りず、ものの見事にグリーン手前の深いバンカーに捕まってしまいました。

バンカーにはまってしまったボールを打ったときに、とんでもない事態が起きました。

それもグリーンに近い側の斜面にズッポリ、所謂”目玉”状態になっていたのです。「出せるかな~」と首をかしげながらサンドウェッジを取り出し、軽い素振りの後に渾身の力で打ったバンカーショットの瞬間でした。

ボールの手前の砂に潜り込んだクラブのエッジからの衝撃が左肘に伝わり、思わず「イテッ!」と声を出しても、ボールは出ませんでした。その痛みは若い頃に夢中でやっていたテニスで右肘に走った痛みと全く同じ、そうテニスエルボーの痛みでした。

その後のラウンドは当然の事ですが散々たるもので、激痛と共に撃沈となってしまったのは言うまでもありません。何とかラウンドを終えて帰宅した後に、野球のピッチャーのようにアイシングをし、湿布を施したので翌日にはその痛みはかなり少なくなりましたが、テニスエルボー特有?の「こぶしを強く握ると肘が痛む」状態はしばらく続きました。

肘の痛みでゴルフができなくなり、痛みより、プレイできない精神的な辛さの方が上でした。

勿論ゴルフともしばらくお別れとなり、肘の痛みの辛さ以上にゴルフが出来ない事の辛さを感じていました。それでもゴルフは止められない、との思いから、2か月後にはゴルフ再開を決意して、ラウンドには肘用のサポーターを使用することにしました。

そのサポーターは上腕部にストレッチの効いたベルトを巻き付けるタイプのもので、巻き付けの強さをマジックテープで調整できるものでした。

我慢できずに、肘のサポーターを使ってゴルフを再開してしまいました。

その為に、ショットをする時だけ強く巻くことでクラブを強く握っても肘の痛みを抑えることができました。サポーターを使ってのゴルフが続き、「もう大丈夫」とサポーターを外したのは約1年後でした。

それでもその後のバンカーショットではあの時の痛みが蘇り、思わずグリップが緩んでミスショット、と言うのは良い訳で、相変わらずの難しさを感じながら「クラブのエッジを砂に潜り込ませるような、所謂ドダフリだけは気を付けろよ!」と自分に言い聞かせるようになりました。これも怪我の功名?