関節なめらか研究所

何気ないところからでも起こる肘の痛み

仕事中に膝を痛めた女性の話

これは私のことはなく、古くからの知り合いの30代の女性から聞いた話です。彼女は10年前に建築会社に勤める男性と結婚して、今子供が二人います。結婚当初は専業主婦をしていましたが、子供二人が小学校に通いだしてからは、時間に余裕ができ主婦の傍らパートタイマーとして働いています。彼女が働いているのは箱を製造する会社で、今回はそこで働いているときに肘を痛めてしまったときの話です。

この会社は、宅配便などでよく使われる無地のダンボールや大手のメーカーの商品の化粧箱を製造していて、1年中季節関係なくひっきりなしに注文が入ります。ですので会社はいつも繁忙期のような状態だったそうです。箱を製造する過程として箱の形に切ったり、折り目をつけたりするのはほぼ機械でおこないます。しかし実際に箱の形に折ったり、組み立てる作業は手作業なため、そのためにパートタイマーである彼女らの手が必要になるそうです。

箱を組み立てる作業は、見た目以上に身体への負担が大きいのです

なぜそのような作業で肘を痛めてしまったかと言うと、箱を組み立てる作業自体は座り作業で、そういう意味で体への負担は小さく見えるかもしれません。しかし、ずっと同じ体制で同じ作業を何時間も、また何日も連続して行わなければならないために次第に体への負担は大きくなります。特に箱を折り曲げる際は、両腕への負担は大きく、具体的に言うと半年ほどで肘への痛みを感じるようになったそうです。

彼女の場合、肘の痛みが次第に増してくることはもちろん辛かったそうです。また、時給制の仕事なので休んでしまうと生活に支障が出てしまうので安易に休んだり、痛いからといって辞めてしまったりできないことに困ったと言っていました。また彼女にとって、会社の仕事や雰囲気には満足していたので、「休みたくない、辞めたくない、続けたい」という想いも強かったそうです。

肘の痛みをこらえながらの生活。マッサージなどでケアしました

病院に行くことも一度は考えたそうです。しかしそれでも、1日ないしそれ以上は休みを取らないといけないので、そうしたくないと考えた彼女は、本を読んだり人に聞いたりして肘の負担を軽くする工夫で乗り切ることにしたそうです。例えば、お風呂でマッサージをしたり、姿勢をよくしたりといった方法を試したそうです。今でも仕事を続けているということはその方法に効果があるのかもしれません。

ただこの話は、痛みがあっても病院に行かなくても何とかなるというわけではないです。痛みを感じたらすぐに専門のお医者さんに診てもらってください。
最後に・・・私は彼女からこの話を聞いたとき、「肘の痛み」といえばスポーツや激しい運動によって起こるイメージがあるのですが日常生活上でも起こりえるものだと、あらためて感じさせられました。