関節なめらか研究所

失ってはじめてわかる膝の大切さ

杖をついて歩くほど膝を悪くした話です。

女性、45歳主婦です。膝に痛みを感じたのが38歳です。よく高齢者が膝が悪くて…「変形性膝関節症」と診断されて杖をついている人を見たり、聞いたりしていましたが、まさか自分が杖をつくまで膝を悪くするとは思いもりませんでした。

私の場合、膝は次第に悪くはなりませんでした。きっかけがありました。37歳時に父をなくしました。急死だったので大変なショックを受けました。そのストレスも関係しているのかもしれません。

父が亡くなったことで衝撃を受け、気を紛らわそうといろいろなことにチャレンジしました。

ショックをなんとか和らげようと、いろんな事を始めました。一日中立ちっぱなしのアルバイト、介護士になるための勉強、お米5キロの袋を買って、勾配の激しい坂道を影あがるなどなど父の急死により精神的には落ち込んでいたものの本当に体力がありあまっていたのです。

なんとか悲しみから立ち直ろうと、主婦業に加え仕事と社会人大学を始めました。ある日、レポートを提出しなければならず、分厚い専門書を10冊ほど図書館で借りました。

ヒールの高い靴を履いているときに、悲劇が。膝のむくみと痛みがでてきました。

一方で、夫はビール好きなので1ケースビールを購入片手に書籍、ビール1ケースを持ちました。当時はファッションにもこだわっていたのでヒールの高い靴を履いていました。何かぎくっとしたような気がしました。その夜、膝に違和感を覚え始めました。

翌朝、膝が一方の膝に比べるとむくんでいるような気がしました。痛みをしばらく感じていました。ネットで調べると、もしかしたら「骨肉腫?」と悲観的になり、近くの整形外科でレントゲンをとってもらうことにしました。

その先生が「すぐにMRIでもっと検査しましょう」といわれ、検査しました。検査結果は、「軟骨に毛羽立ちがみられる」と診断されました。原因もよくわからないとのことでした。太ももの内側に筋肉をつけるようにすること、和式トイレのしゃがみから立つ姿勢を避けることなどのアドバイスを受けました。その後、湿布や低周波電気治療などの処置をするようになりました。膝には体重の負担が一番悪いということで、杖を買いました。

38歳にして杖生活になってしまいました。

38歳にして杖をついていたので周囲が心配してくれましたが、約8年経た今でも一向に痛みもよくなりませんし、家事全般、激しい運動、走ることは制限されてきました。痛む時には、整形外科に行き低周波電気治療を10分程度行いますが、少し改善する程度で根本的には治りません。

運動が制限されると、仕事のストレス解消もできず悪循環です。でも、健康に自信を持っていたので、膝を悪くしたことで健康の大切さを知ることができました。また、いろんなことを始める前に膝に負担がくるかこないかを考えるようになり自分の身体を大切に考えるようになりました。

今は、本当にいつ悪化して変形性膝関節症になるか怖いのですが、幸い調子がいい時にはスムーズに動くことも可能なので大切に使っていこうと思っています。