関節なめらか研究所

ランニングによる膝痛

趣味で始めたマラソンで、初めての膝痛に

私は、33歳の女性、専業主婦です。趣味でマラソンを行います。30歳の時にマラソンを始めたのですが、その時は何の知識もなく走り始めました。それまでは膝が痛くなったことはありませんでしたが、走ることによりそのような症状が現れ始めたのです。

具体的には、足を着いたときに違和感を感じるような程度でした。しかし、その違和感がどうにも気持ち悪く、これからもマラソンを続けるうえで克服しなければならない問題だと思いました。

走り始めると、膝が痛くなるという話をよく聞いていたので、痛みを克服するための知識を得なければ改善しないと思い、ランニングに関する本を買い、勉強しました。本によると、走っているときに膝への負担は想像を超えるものでした。具体的には、体重の3倍もの負荷がランニング時にはかかるというものでした。私は50kg弱の体重ですので、3倍すると、150kg近くの負荷が膝にはかかっているということですので、とても驚きました。

ランニング時のフォームが間違っていると、ケガの原因に

そのような負荷が、足首にあるアキレス腱などの「腱」による分散し、膝への負担も幾分和らぐらしいのですが、やはり恐るべき負荷です。そこで大切になってくるのが、ランニング時のフォームです。野球やサッカー、テニスなどのスポーツは、指導者がいて教えてもらわなければ始めるのも、続けるのも、上達していくのも難しいです。

野球を例に挙げると、ピッチングにもバッティングにもフォームがあり技術を向上させるうえではとても大事なものです。ベースランニングにもコツがあり、ただ走っているだけでは効率よくベースを回ることはできません。

このように、スポーツの技術を向上させる上では、指導してもらうことが不可欠です。しかし、ランニングはどうでしょう?走る場所、靴、ウェアがあれば、誰でも気軽に始められるスポーツです。そこが魅力と言われればその通りなのですが、それが怪我や故障の多い要因の一つなのです。

「体幹力」を意識した身体の動かし方で、膝の負担を減らす

ランニングにも効率よく走るフォームというものがあるのです。効率よくということは、体にいかに無理をさせず動かすかということです。では、効率の良いフォームとは、どのようなものなのでしょう?最近は、よく聞くのは、「体幹力」という言葉です。体の真ん中に一本の幹のようなものがあり、それを意識して体を動かします。

腰が曲がっていたり、背筋が丸まっていたりしては、地面からの反発力を十分に得ることができず、推進力が生まれません。同時に腰やひざに負担がかかり故障につながります。

このように、体幹を意識したランニングを始めてから、膝の痛みはいつの間にか消えていました。ランニングに限らずウォーキングにも正しいフォームがありますので、日常生活の中で膝が痛い方は、そちらの方を見直してみてはどうでしょう?