関節なめらか研究所

スポーツによる故障と子ども

中学生のころ、サッカー部の練習中に膝の痛みを感じました

私は現在23歳の男子大学生です。小学生の頃から高校生の頃までサッカーをしていました。中学生の頃、サッカーの練習中に膝に痛みを感じるようになり、整形外科を訪れました。診断結果は『オスグッド病』というものでした。医師の説明では要するに成長痛ということで、中学生の成長に伴う特有の症状という結論でした。

その後は膝にサポーターをつけての練習を余儀なくされました。サッカーのプレー中は、ボールを蹴る際踏み込んだときの軸足が痛み、急な動きには耐えられないようになっていました。そのときは悔しさや焦りがあったことを覚えています。

そしてこれらの感情はときとして更に症状を悪化させてしまいます。当時、私が所属していた部活はレギュラー争いが激しく練習を休むことはレギュラー落ちを意味していました。そこで私はオスグッドの痛みをおして、練習に参加し続けました。しかし無理がたたり、中学最後の大会には出場することができませんでした。

高校で治ったオスグッドの症状だが、今でも正座はできません

それから高校生になりオスグッドの症状は治まりましたが、ときおり表れる膝の痛みで満足に部活動に参加することができませんでした。最初に書いた通り私は現在23歳になりましたが、ときどき友人とサッカーを楽しんでいます。しかし膝下が腫れた状態のままで、正座をすることができません。

そこで私が伝えたいことは、将来のある子どもたちを見守る大人の方々に知識をつけてもらい、また子どもたちを注視してほしいということです。とくにスポーツをしているお子様と関わっている方は注意が必要かと思います。

私は当時膝に痛みがありながらも隠しながら練習を続けていました。また、発覚後も顧問を押し切って練習に参加することもあり、そのようなことが重なって現在に至ると思っています。特に子どもは周りの子に負けたくないという思いが強いですし、感情が先走ってしまうことも多々あります。そんなときに周りの大人たちの理解が非常に重要になってきます。ケガを治すことの重要性、練習を休むことを教えてあげてほしいのです。

オスグッドの後遺症。今でも正座はできません

一般的にオスグッドは単なる成長痛で、高校生になれば治るといわれています。しかしそのようなことは決してありません。太ももの様々な筋肉が付着している脛骨粗面という骨がジャンプやランニングなどの運動で引っ張られることで起こる痛みです。

ひどい場合は脛骨粗面がはく離骨折を起こします。私も実際にそうなった一人です。このようなことにならないように、周りの方々には十分知識をつけてもらって、将来のある子どもたちを守っていってほしいと願っています。