関節なめらか研究所

使い過ぎは禁物

大学生で空手部に入り必要なときに力を入れる技術を学びました。

私は29歳の男性、事務職です。私は小学校、中学校と野球部に所属していたのですが、高校では部活動には入らず、大学で空手道部に入りました。入部当初の私はとにかく思いきり突いたり蹴ったりするものだと思っていたのですが、先輩方から大事なのは脱力だと教わりました。

普段は力を抜き、必要なときに必要な力を一瞬で入れる。これこそがコツであり、奥義と呼べるモノでもありました。0から100への移行がスムーズに行えたときの突きや蹴りは、そうではなかったときとは全くの別物です。

そのことを聞いた私は、とにかく余計な力を入れないように練習しました。ともすれば頼りないほど脱力し、攻撃する瞬間に全力を出す。
しかし、言うは易し行うは難しとはよく言ったもので、中々上手くはいきませんでした。

イメージトレーニングを活用して、腕をムチのようにしならせることを意識しました。

そこで私はまずはイメージを固めることにしました。具体的には、突くと言う動作に対して腕を棒ではなく鞭のようにしならせることを意識しました。最初は苦労しましたが、慣れてくるとかなり上達しました。

空手道と言う競技はどちらかと言うと幼少期から習っている人が多く、私のように大学から始める人は少数派です。本当に熟練した人なら腕を棒のように真っ直ぐ突き出しても余分な力を入れずに出来るのですが、しならせることで若干遠回りにはなりますが、私のような初心者には鞭をイメージする方がイメージしやすかったのです。

それをきっかけに私は他の動作でも徐々に脱力を身に付けていきましたが、ある日左肘の関節に違和感を感じました。最初は気にしていませんでしたが日に日に痛みは増していき、結局病院に行くことになりました。

腕の使い方が良くなかったのか、関節に大きな負担がかかっていた様です。

大怪我ではありませんでしたが、腕を鞭のようにしならせ続けてきた弊害として、関節に大きな負担がかかっていたそうです。それを聞いたとき私は今のスタイルを変えるべきかと悩みましたが、当時既に大学二回生も終わりに近付いていた私はそのまま貫き通すことを決めました。

理由としては、スタイルを一から作り変えるには残された時間が短かったことと、痛みはあるものの大した怪我ではなかったと言うことです。これが選手生命に関わるような怪我であったなら他の道もなったかもしれませんが、そのときの私はそう結論付けたのです。それからもやはり痛みは続きましたが、入念な準備運動とクールダウンを行ったりテーピングなどで保護することで何とか大学四年間続けることが出来ました。

引退してからは一度本格的に治療に専念し、完治してからも出来るだけ肘に負担をかけないように気を付けています。スポーツに怪我は付き物ですが、それとどう付き合って行くのかが大事だと思いました。