関節なめらか研究所

痛みに慣れると危険!

小学生からずっとサッカーをやっています。中学二年の頃から、膝の痛みを抱えながらプレーしていました。

30歳の会社員、男性です。小学生の頃から現在までサッカー・フットサルをしています。中学2年生ぐらいから膝の痛みを抱えてプレーするようになりました。体に痛みを抱えてプレーするということは、メンタル面への悪影響のみならず、さらなる故障へのリスクなど様々なデメリットを孕んでいます。

第一に、モチベーションの低下です。サッカーに限らず、スポーツにおけるパフォーマンスはモチベーションの有無に大きく左右されます。痛みがあることにより動きが制限されることはもちろん、症状が長期化してきた時期には、痛みがないときでも、「また痛くなるのではないだろうか」という不安に苛まれ、思い切ったチャレンジができなくなる場合もあります。また、痛みがひどくなってくるとトレーニング自体も億劫になってしまい、さらなるパフォーマンスの低下を招きます。

第二に、痛みに対して「慣れ」のようなものが生じてきた場合、体が発する痛みのシグナルをキャッチすることができにくくなるということがあります。私の場合、膝の痛みの最初のきっかけは成長痛でした。時間が経てば緩和するものという診断もあり、痛みをこらえながらトレーニングを続けました。

普通に歩くのにも支障が出るほどの痛みを感じることもありました。

時には普通に歩くのにも支障が出るぐらい鋭い痛みを感じることもありましたが、患部を冷やすなどしてやり過ごしていました。実はこの時、私の膝の靭帯はかなりのダメージを受けていました。

本来、日常的に痛みのない状態であればすぐに気づくことができたと思います。しかし、痛いことが当たり前であった私の状態では、そのダメージに対し体が発するシグナルを見落としてしまい、「病院に行ってもまた成長痛の診断を受けるだけだろう」という決めつけの元に一時的な対処しか行いませんでした。結果として、中学最後の大会後に私の膝の靭帯は断裂し、決まっていたスポーツ特待生の話もふいにしてしまいました。

私の例は極端なものですが、どのようなレベルでスポーツをプレーしていたとしても起こりうるものだと思います。靭帯断裂を経験した後からは痛みに対するケアの考え方を根本から見直せたと思います。

膝が痛いときは放置せずに、サポーターやテーピングをして、痛いときは我慢せずに病院に行くということを徹底しています。

サポーターやテーピングを活用するとともに、痛みが強くなった際には決して自己診断をせず病院に行くということも徹底しています。また、実際のプレーの中で体への負担を軽減できないかと考え、走りのフォームなども見直しました。

結果的に以前よりもスムーズなプレーができるようになり、スキルが上がったように思います。幸いにも靭帯断裂以降、大きな怪我はありませんが、生涯を通してスポーツを楽しみ豊かな人生を送るために、痛みに対し鈍感にならないよう心がけていきたいと思っています。